起立性調節障害とゲーム
ここ数年、起立性調節障害で朝起きられない思春期の子供たちが多数来院しています。
この子たちの多くに共通しているのが背骨の歪みです。
特に首が前に突き出して、後ろに倒しにくい傾向があるようです。
中には背骨全体が側弯している子供もいます。
昔はこんな症状で悩む子供たちはあまりいなかったとは思いませんか?
昔の子供と今の子供の生活習慣の一番大きな違いは「ゲーム」ではないでしょうか。
特に小型のゲーム機。
一昔前まではゲームと言えばテレビゲーム。
コントローラー片手にテレビ画面を見ていました。
小型ゲーム機は両手で持ってうつむいてやります。
最初はちゃんと座っていても、だんだん腰や足が前に出てきてふんぞり返って首だけを起こしているような姿勢になってしまいます。
以前はこのような首の方は、寝っ転がってテレビを観るオジサンたちに多かったのですが、今は子供たちやスマホを長時間する若い世代に増えています。
起立性調節障害は、小学校高学年から高校生までに多く、主に午前中に、倦怠感・めまい・頭痛・吐気・眠気などの症状で起き上がる事ができない状態になります。
朝起きられず学校に行けない、行けても教室に入れない、午後からの登校など、学校生活に大きな影響を及ぼします。
いじめなどの精神的な負担や、怠けなどと混同されやすく、本人も家族もつらい思いをしています。
この状態が続くと、学力の遅れや、将来への不安、やりたいことができないことへのいら立ち、周囲の何気ない対応に傷ついたりして、本当にひきこもり状態になることも少なくありません。
当院に来られる子供たちも、本来学校内での悩みや怠けとはあまり縁がなさそうで、遊んだりスポーツしたりすることを強く望んでいます。
高嶋整体院では、やさしい手技で骨格や筋肉の調整をし、姿勢を含めた生活指導を行います。
4月からの新学期に向けて、少しでもこの状態を改善し、快適な学校生活が送れるように、お手伝いしたいと思っています。
高嶋整体院ホームページ