自分に都合の悪いことは忘れよう
ここには長い間つらい症状に悩んでいた方、
どこに行っても治らなかった方がたくさん来られます。
その人たちの意識にはずっと悪かった状態がこびりついていて、これがなかなか手ごわいんです。
人の脳は思いをそのまま実行してしまう性質があるようで、
治らないと思うと本当に治らない。
なかには医療機関などで
「もうこれ以上よくなることはないから」
「一生つきあわなければならないよ」
なんて言われてしまうと、
脳は「あーもうだめなんだ」って自分でブレーキをかけてしまう。
体調の悪いときに言われると、なおさらその言葉をきつく受け止めてしまう。
でもそんな言葉は忘れてしまいましょう。
だって医者に見離されたって元気に復活している人は山ほどいるんですから。
私たちの仕事は痛みのある箇所にアプローチするだけでなく、
根本的な部分にもふみこまなくてはなりません。
治そうという気力を喚起してもらうために、時にはきつい言葉も言います。
リラックスしてもらうために、時には寒いオヤジギャグも言います。
しゃべってストレスを発散したい人には、心置きなくおしゃべりしてもらうために、ひたすら聞き役にもまわります。
心地よさにひたりたい人には、黙って淡々とエネルギーを送ります。
みなさんが帰り際に
「楽になった。来てよかった。」
と言ってもらえるのがなにより嬉しいです。